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歌手:高橋優
作詞:高橋優
作曲:高橋優

死んでほしい人の名を挙げても
元も子もない愚痴を並べても
自分の顔も名前もバレやしない

人の揚げ足を取るための場所
人の気持ちズタボロにする廃墟
叩かれる側の孤独だけではなく
叩く側に回らなくちゃならない 顔のない群の孤独な叫び

政治家や先生や聖者でさえ
ときには残酷なことを言うし
驚くほど冷徹にもなれる
生きてくためのバランスが揺れる
誰しもがきっと似た者同士
優しくもなれば皮肉にもなる
“誰かがこっちを見ている気がする”
音のない叫び声が聞こえるよ

最高級の料理食べても
ブランド品で身を纏ってても
WCん中の行為に大差ない
僕の中にもある心の膿み
同じく誰もが持つ微笑み
何故に人は闇に惹かれていくんだろう
「どっちもどっちで人間だよ」なんて
簡単に答え出してたくない

尊い命が失われてく
自らの手で失われていく
報じられた被疑者が叩かれる
叩く孤独は置き去りにされる
誰しもがきっと似た者同士
優しくもなれば皮肉にもなる
本当に悪いのが誰かより
本当に愛すべき人は誰?

情報塗れの雨が降ってる
悪意無き誹謗の風が荒ぶ
何にも変わらぬ世界を嘆き
それでも未来に期待をしたり
誰しもがきっと似た者同士
優しくもなれば皮肉にもなる
本当に悪いのが誰かより
本当に愛すべき人は誰?