歌手:坂本真綾
作詞:坂本真綾
作曲:高田みち子
オリオン星をみつけたら 胸が優しくなるわけは
どこかの街で見上げてる きみの背中が浮かぶから
通りすがりの音楽に 風が冷たくなるわけは
私の中の特別な気持ち きみは知らないでいるから
言いかけてやめたことば
大切についた小さなうそ
おとなになっても難しいことは
思ってたよりたくさんある
どこまでも どこまでも
近づけば遠くなるきみに
恋をした それだけで
そらは広く深くなっていく
並んで歩いた帰り道 とりとめもなく続く雪
きみの哲学に触れるとき いちばん好きな自分になる
春夏秋冬を繰り返し いつの間にかひとまわり
めぐりめぐって訪れた 私のオリオン
手に入れるものじゃなくて
約束交わすことじゃなくて
それぞれに向かう場所が
似ていたらいいと思う
どこまでも どこまでも
きみがきみでいる気高さが
嬉しくて 切なくて
もっとずっとそばにいたくて
恋をした それだけで
そらは広く深くなっていく