歌手:手嶌葵
作詞:宮崎吾朗
作曲:谷山浩子
ちいさな若葉がのびるよに
りょうの手 空にさしあげて
大地のかおり すいこめば
わたしが緑にそまってく
わたしの中からあふれだす
春のさけびは いのちのさけび
こずえをわたる風のよに
春のさけびよ かなたへとどけ
ぶんぶん野原のハチのよに
光の中をとびまわり
あつい空気をすいこめば
わたしは夏いろ 蜜のいろ
わたしをこんがり焼きあげる
夏のかがやき いのちのひかり
おわることない歌のよに
夏のよろこび はてなくつづけ
木の葉がはらりとおちるよに
まつげを濡らして うつむいて
ちいさな溜息こぼしてる
わたしが小雨に にじんでる
わたしの深くにしずんでく
秋のしずけさ いのちの吐息
水面にうつる影のよに
秋のうれいは かすかにゆれる
落葉にうもれたタネのよに
いのちをそうっと抱きしめて
息をひそめてねむってる
わたしは春をまっている
わたしの中からあふれだす
春のさけびは いのちのさけび
雪わる 南の風のよに
春のさけびよ はるかにとどけ
こずえをわたる風のよに
春のさけびよ かなたへとどけ
こずえをわたる風のよに
春のさけびよ かなたへとどけ