歌手:氷川きよし
作詞:石原信一
作曲:円広志
髪の匂いも せつなく甘く
冬の酒場で おまえは眠る
痛むのは 心の傷か
飲めばなおさら うずくのに
俺で 俺でいいなら 泣きじゃくれ
紅を落とした その顔で
俺で 俺でいいなら 泣きじゃくれ
ふたりで幸福 さがそうか
北はしばれて 寝息も凍り
窓のすきまに 舞い込む小雪
悲しみは 言わなくていい
誰も無口な 過去がある
俺で 俺でいいなら しがみつけ
胸の熱さが 聴こえるか
俺で 俺でいいなら しがみつけ
ふたりで幸福 さがそうか
風に運ばれ 夜汽車の笛が
暗い止まり木 ふたりを揺らす
上手くない 生き方ばかり
ひとり歩きも 疲れたろ
俺で 俺でいいなら 連れて行く
春を訪ねて 一歩ずつ
俺で 俺でいいなら 連れて行く
ふたりで幸福 さがそうか
一緒に幸福 さがそうか