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歌手:平井堅
作詞:平井堅
作曲:平井堅・ジョーリノイエ

どれだけ好きだと言えば君は満たされるのだろう
あの頃は恋している自分を愛してた
季節を引きずり回し君を抱きしめる度に
黙ったままの素肌に深い傷を付けた

君の心の行方が気になりだして
僕からかける電話の数を減らした
思い通りに動かぬ恋だったけど
動かない思い出だけ食べて生きる

「本当の私を見て」と叫んだ
細い腕が初めて悲しく見えた

どうしても消せない君を憎んだこともあった
それでも思い出す度昔の僕になる
つまらない毎日だなって今を嘆くときでも
気付けば濡れた睫毛に心が傾くよ

あれから月日は経ち僕は変わった
とは言っても昔より臆病なだけ
適度な優しさとか夜の数とか
器用になることだけで男をはかる

腑抜けな鏡に願(おも)いがよぎる
“強く、そして優しい男になりたい”

どれだけ好きだと言えば君は満たされるのだろう
あの頃は恋している自分を愛してた
元気にしていることは それとなく聞いているよ
目覚まし時計一つで僕は起きれるから
1日女々しく浸り思い出噛みしめたら
情けない男もここで 扉を開けてみよう