歌手:欅坂46
作詞:秋元康
作曲:小松清人
幸せに終わりがあるのなら
その始まりはいつだろう?
せめて今がそうだって
教えてくれたら
もっとちゃんと
キスしたのに…
そこにいた捨て猫を腕に抱いてた時
ふと君がこっちに近づいて僕に言った
「名前は何て言うの?」って
聞かれても答えられず
「一緒に考えようよ」
なんとなく言っただけ
それから君は僕の部屋にやって来て
ヨーグルトとシリアルをいっぱい買い込んだ
着替えと枕も運んで
僕たちはいつの間にか
猫を中心にして
仲良く暮らし始めた
そんなに何かが
変わったような気がしない
窓の向こう
太陽が動いただけ
光と影とが
微妙に逆転したけど
夜が来ると思わず
カーテン閉めなかった
僕たちに終わりがあるのなら
その始まりはいつだろう?
まさか付き合ってるなんて
考えてもみなかった
あの頃さ
ハグもしたけど
日当たりのいい場所は猫と君のもの
アンティークなソファーにいつだって寝転び
嫉妬するほど抱き合ってた
ねえ僕は何してるんだ?
家賃 払ってるのに
居場所がどこにもない
その時なぜだか
突然 思い出したんだ
猫の名前は
どうやって決めればいい?
候補をいろいろ
二人で挙げてみたけど
なんかピンと来なくて
名前はまだお預け
後悔に終わりがあるのなら
その始まりはどこからだ?
ずっと見てたはずの星を
見失ったのは
あの夜か
キスをしよう
それぞれ勝手に
名前をつけて呼んでいた
猫の名前が
決まらない理由は何?
束縛されない
二人の愛は自由で
どこか無責任だった
飼いならされない日々
僕たちに終わりがあるのなら
その始まりはいつだろう?
まさか付き合ってるなんて
考えてもみなかった
あの頃さ
ハグもしたけど