歌手:槇原敬之
作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之
今日も腹を減らして一匹の蜘が
八つの青い葉に糸をかける
ある朝 露に光る巣を見つけ
きれいと笑ったあの子のため
やっかいな相手を好きになった
彼はその巣で獲物を捕まえる
例えば空を美しく飛ぶ
あの子のような蝶を捕まえる
朝露が乾いた細い網に
ぼんやりしてあの子が
捕まってしまわぬように
I'm a hungry spider
You're a beautiful butterfly
叶わないとこの恋を捨てるなら
この巣にかかる愛だけを食べて
あの子を逃がすと誓おう
今日も腹を減らして一匹の蜘が
八つの青い葉に糸をかけた
その夜 月に光る巣になにか
もがく様な陰を見つけた
やっかいなものが巣にかかった
星の様な粉をまくその羽根
おびえないように闇を纏わせた
夜に礼も言わず駆け寄る
今すぐ助けると言うより先に
震えた声であの子が
「助けて」と繰り返す
I'm a hungry spider
You're a beautiful butterfly
叶わないならこの恋いを捨てて
罠にかかるすべてを食べれば
傷つかないのだろうか
何も言わず逃げるように
飛び去る姿さえ美しいなら
今死んで永遠にしようか
I'm a hungry spider
You're a beautiful butterfly
叶わないとこの恋を捨てるより
この巣にかかる愛だけを食べて
あの子を逃がした