歌手:清木場俊介
作詞:清木場俊介
作曲:清木場俊介
働き詰めで 息苦しいから
全て投げ捨てて この街を飛び出そう
飲めもしない酒を 体中に浴びて
一人思い返した あの夜の事。
「人生を舐めんなよ!」 俺の胸ぐら掴み
お前のヒトミには 光るモノが見えた。
泥まみれで良いから 喰らい付いてやれよ
まだ先は長ぇから 笑って生きてやれ!
まだ若えじゃねぇかよ? 踏み外したぐれぇで
心が折れるのは 惨めなモンだぜ?
むせ返す程…下らねえ世の中と
踏ん反り返れば投げた石に跪く
お人好しとカモられて 身包み剥がされたけど
裏切るヤツよりも 嵌められる方がマシだて…
シケた面ぶら下げて 太陽を背に受けて、
「明日があるさ!」と ふと空を見上げた。
俺が俺で在り続ければ 俺が俺を見捨て無ければ
辿り着く場所が何処だろうが 構わねぇさ!
生きて逝けるさ! 諦めるにゃ早すぎる…。
東京の街並みが今日はやけに悲しくて、
突っ立ったまんまで光るビルを眺めた。
損得勘定まみれ、人の心に疲れて
破れかぶれの夢を握り潰して笑った
過ぎ去りし思い出に 残る光と陰が
長い長い一本の この俺の道に成り
去り逝く友の背中を 唯黙ったまんまで
いくつも眺めて来たぜ。 もう会う事もねぇだろ?
東京に降り積もる この雪に笑ったのは、
強がりに似たモンじゃねえ。 この世のありとあらゆる
黒いモノが少しだけ…白く染まったからだ
オメェにも分かるだろう? 腐って堪るかって事…。
辞めたタバコをふかして 憎たらしいこの空に
バカヤロウと吹きかけて…また黙って歩いてる。
この世は全て銭さと、吐いて捨てたお前を
誰もが笑ったけれど 間違いでもねぇかもな?
いつか話したことを覚えているか?
人の心だけは 銭じゃ買えないって事
すり減らすモノさえも 無くなってすっからかん。
エラくしんどかったのは アイツが消えた事さ。
ストレスの闇の中 社会にはじかれた
使い捨てにされちまい 奥歯をただ噛み締めた。
俺が俺で在り続ければ 俺が俺を見捨て無ければ
辿り着く場所が何処だろうが 構わねぇさ!
生きて逝けるさ! 諦めるにゃ早過ぎる。
まだ若えじゃねえかよ? 踏み外したぐれぇで
心が折れるのは 惨めなモンだぜぇ…。