
鳥兎怱怱
SAKANAMON
歌手:SAKANAMON
作詞:藤森元生
作曲:藤森元生
瞼に浮かべる過ぎ去った日々は
色褪せた花を滴る露の間
流離う命の歩む小道は
水面に揺蕩う枯葉の行方よ
解けた裾から思い出が
ハラホロヒレハレ零れて
流れる時の隙間に引き摺り落ちた侭
何時かは忘れられてしまうなら
言の葉を紡ぎ描くよ
例えばこの刹那を
憶えていられるのかな
真っ赤な夕陽が
セピアに染まってく
真っ青な空が
モノクロに染まってく
目の前を見ればほら
色めく時代其処に在って
轍をなぞっても無駄
仮初めの別時空世界
忽ち僅かな思い出が
ハラホロヒレハレ
時の明かりが照らし開いた花
何時かは萎れ朽ちてしまうから
言の葉を紡ぎ描くが
描いた事でさえも
忘れてしまうのだから