歌手:tacica
作詞:猪狩翔一
作曲:猪狩翔一
成長過程はどんな感じ?
誰かの存在に
踞って 怯えたって
この絵は無事に帰還を知らない
「駄目だ。」なんて
「嫌だ。」なんて
言われない様に生きている
だから何て聞かれたって
僕等は既に自分を知らない
永久に真紅の林檎だって
まだ僕は持っている
その一人を もう一人で
傷付けたのは自分かもしれない
例によって 思い出した
ガラクタも全部持っていたい
壊したって 創り出して
僕等は常に自分を知らない
描いた肖像画
違うイメージが欲しい
目が眩んだ白のど真ん中は
どの正義もはみ出して
溢れる瞬間なら
僕以外は誰も
観えない様な絵を描いたよ
悲しい色を手に取った
アトリエで
集合時間の何時何分何秒は正確に
覚えていて 遅れてしまう
今更 この絵を待ってはくれない
駄目になって
嫌になった
代わりに無謀を知っている
創り出して 又 壊して
僕等は遂に自分を知れない
自分が嫌いで
破れた肖像画
暗いイメージは
もし雨の気配に
筆が止まったら
もう正義になれないか?
擦れる瞬間なら
僕以外は誰も観えない様に
塗り潰したのを
他人のせいにしたりして
誰も待ってないのに
何も持ってないのに
人一倍に今日を描いてたいだけ
足跡と遺伝子が
何だか重ならない日も
慣れてしまった
僕等の夜明け
傷や奪い合いのない日の
イメージ通りに
出来なかった部屋を閉ざしては
悲しい色を手に取って
崩れる瞬間なら
僕以外の目にも広がる様に
手を尽くしても
まだ正義にはなれない!
描いた肖像画
強いイメージは
もし誰の気配に踞っても
尚 大きな絵になった
綺麗でしようか?
この僕自身が何時でも
見蕩れる様な絵を描いてよ
新しい色を手に取った
アトリエで