歌手:tacica
作詞:猪狩翔一
作曲:猪狩翔一
最後に見蕩れた場所
仮に全部は話せなくても
フェンダー 夜は窓辺に置いておくから
多くが叶わないなら
無駄になってしまう体なのかな?
御伽の国なんてないと言ったろう
あの夜
終電に乗っている
あの人は今日も涙を売って
冷静を買っている
ねぇ それはそんなに悪い事?
会いたくなったって
会いたくなんてないのと同じ
会いたくなったって
会える日なんて来ないのだから
日常は絶え間なく色付いて
絶え間なく汚し合う様さ
僕達の一生は隠して廻る街
最初に見蕩れた場所
あまり上手に歩けない事
嫌ってしまえば消える大都会
違う世界の者
終電に乗ったまま
昔と比べて大人になった
少年は知っている
終わりは昨日より近い事
会いたくなったって
会いたくなんてないのと同じ
会いたくなったって
会える日なんて来ないのだから
日常に縋り付いて躓いて
それもいつか笑い合う様な
僕達の一生を抱えて眠る街