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歌手:稲垣潤一
作詞:山本秀行
作曲:岸正之

手に入れた肩書きを 掲げて
友達とくらべてしまうのか
どこまで駆け抜けたら 優しくなれるのだろう
少年の瞳 思い出せるの

すりへらしたシューズの踵に映るのは
微笑み 忘れた よく似た欲望の群れ

このままじゃ きっと
あゝ やりきれない
気づいてるはずさ ごまかしてるよ
このへんで ちょっと
はぐれてみたって
そうさ うしろ指さされはしない 目を覚ませよ

張りつめたプライドを 抱えて
知らず知らずに 駆け引きしてる
失くしかけてた夢や あの日の憧れまで
もう一度 この手に取り戻せるの

乗せられてたレールは冷たく錆びついて
立ち止まることも 心のままにならずに

このままじゃ きっと
あゝ 耐えきれない
気づいてるはずさ だましてるだけ
このへんで ちょっと
はぐれてみたって
そうさ うしろ指さされはしない 目を覚ませよ

秒刻みのレールに まんまと縛られて
身動きとれずに 言い訳だけを探して

冗談じゃないぜ
あゝ やりきれない
気づいてるはずさ ごまかしてるよ
このへんで ちょっと
はぐれてみたって
そうさ うしろ指さされはしない
裸の自分を信じてみたい 目を覚ませよ