歌手:吉田山田
作詞:山田義孝
作曲:山田義孝
遠く離れてても孤独に溺れても
強く握りしめたその手が離れても
独りにはなれない
オシャレを忘れた母親を 女のくせにと責めるなかれ
無邪気だった君を守る為に 迷わず選んだ戦闘服
疲れ果てて眠る父親を だらしが無いと見誤るな
今は握らぬその拳は 硬く分厚く 君を支えてきた
争いあう時も許し合えぬ時も
同じ命を分かち合い生きているなら
遠く離れてても孤独に溺れても
強く握りしめたその手が離れても
独りにはなれない
元気なくせに急にあなたは「私がもし死んだらね」とか話し出す
その言葉の先を聞かぬよう 早く眠れよとドアを閉めた
憎しみに似た愛おしさ 温もりに似た寂しさ
台所からカレーの匂い「よく似てるね」と言われるのが嫌だった
胸が痛む訳を僕はまだ知らない
言葉に出来ない理由もまだ解らない
家を出るその日にあなたがくれたのは
苛立ち遠ざけた宝物でした