
忘れたくない恋
五輪真弓
歌手:五輪真弓
作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓
忘れたくない恋だけど
手紙をあなたに綴った
二人の出会いからの話
ポストに入れたら赤くもえた
あんなに熱い心寄せ合って
降りしきる雨の日に二人
さしたひとつの傘も
今はすぼめたままひらかない
銀杏並木が色づいた
季節になると思い出す
あなたの最後の姿
足早に歩く靴音
木の葉が散りおちて
雪のように舞い 凍えそうな
冬も 二人しのいだ部屋に
もう 灯りさえともらない
あしたは忘れるためのシールで閉じた
この手紙があなたに届けば
それで一つの恋にさようなら